クイックスタート
MoveとPTBの最初のステップ
💡 キー用語プレビュー
- Build:Moveコードをコンパイルしてモジュールを生成
- Test:Moveの単体テストを実行
- Deploy:モジュールをネットワークにデプロイ
- Package Explorer:デプロイ済みモジュールを管理・呼び出すビュー
1. テストネットSUIの取得(Faucet)
PTBの実行やデプロイには テストネットまたはデブネットSUI が必要です。 以下の公式Faucetから簡単に入手できます:
💡 Faucetを使用する前に、ネットワーク設定が
testnet
またはdevnet
になっていることを確認してください。 💡devnet
は毎週リセットされ、データが初期化されます。
2. CLIで始める
コマンドラインからMoveプロジェクトを作成し、基本構造を確認します。
bash
sui move new hello_move
cd hello_move
sui move build
sui move test
これにより、Move.toml
とsources/
ディレクトリを含むMoveパッケージが自動的に作成されます。
3. VS Code - Sui Extensionで始める
新しいMoveプロジェクトの作成
- Explorerビューで任意のフォルダを右クリック → New Move Project を選択
- ポップアップで Hello World テンプレートを選択
- Activity Bar → Sui Extensionアイコン をクリック
- 新しいプロジェクトが自動的に Workspace に追加されます。 複数のプロジェクトがある場合は、正しいパッケージが選択されていることを確認してください。 1つのみの場合は自動的に選択されます。 Workspaceセクションで
hello_move
パッケージを選択し、Build / Test / Deploy を実行します。 - デプロイ完了後、Package Explorer に新しいパッケージカードが表示されます。
💡 次の章では、Moveのアセットモデルを実際に体験しながら、トークン発行と権限構造を学びます。